「雑味がない」おいしいコーヒーをご家庭で楽しむには?

美味しいコーヒーは、豊かな香り、深みのある味わい、そして苦みと酸味の絶妙なバランスから成り立っています。

その中でも重要な要素の一つが「雑味のなさ」です。
雑味があると、本来のコーヒーの風味や味わいが損なわれてしまいます。

雑味のないコーヒーを淹れるには、雑味のもとになる成分をドリップの際に抽出しないことが大切です。
ご家庭で雑味のないおいしいコーヒーを楽しんでいただくコツについて、動画と併せてくわしくご紹介します。

◆3分以内にドリップする!

雑味のないコーヒーを淹れるためには、雑味のもとになる成分をコーヒードリップの中に含ませないことが極めて重要です。
焙煎するとコーヒー豆の成分は「水溶性」「油溶性」「難溶性」の3つの成分に分かれます。
水溶性や油溶性の成分はコーヒーの本来の風味や旨味を形成しています。
難溶性の成分は口に残りやすく、雑味のもとになります。
そのため、抽出液には風味や旨味の成分を適切に含ませつつ、雑味の成分を含ませないことが大切です。

雑味のないコーヒーを淹れる際には、抽出時間に注意が必要です。
雑味のもとと言われる「難溶性」の成分は90℃のお湯を使った場合、抽出開始から約3分近く経過すると溶け出してきます。
したがって、コーヒーを淹れる際の目安としては、90℃のお湯で3分以内に抽出時間を抑えることが望ましいでしょう。
これにより、水溶性や油溶性の旨味成分を適切に抽出し、雑味のない美味しい一杯を楽しむことができます。

◆焙煎直後より熟成したコーヒー豆を!

ドリップの抽出時以外の雑味に感じられるもととして、焙煎直後の香りや豆の酸化による風味があります。
コーヒー豆は200℃を超えて焙煎されるので、焙煎直後はカラメル化や煙、高温による酸化など、焙煎直後特有の嫌がられる香りが発生します。
焙煎してからコーヒー豆を最低6時間以上、数日から数週間経過させ熟成させることで嫌な香りが豆から抜け、豊かな風味が現れます。

◆ご家庭で極上の「ホッとする時間」を味わう

おいしいコーヒーを淹れるために、雑味のないコーヒーを作ることを心がけましょう。
正しい抽出方法と、適切な抽出時間を守ることで、コーヒー本来の美味しさを最大限に引き出すことができます。
するとご家庭でもまるで人気のカフェにいるようなおいしいコーヒーを味わうことができます。

山王珈琲焙煎所は、忙しい社会生活の中でより良い「ホッとする時間」を過ごしてほしい思いから設立されました。
ぜひご家庭でくつろぎながら、おいしいコーヒーで極上のコーヒータイムをお過ごしください。

「ご家庭で雑味のないコーヒーを淹れるには?」のコツがわかる動画
https://www.sanno-coffee.jp/movie/interview09.mp4