コーヒー生豆を洗う理由は?

雑味とエグミのない安心・安全で冷めても美味しいコーヒーの秘密。

その一つは焙煎前のコーヒー生豆を50℃のお湯でしっかり洗うことにあります。

コーヒー豆は収穫後、輸送中や貯蔵中にカビや病害虫、腐敗が発生しないよう、ポストハーベスト燻蒸といって、防カビ剤や防腐剤などの農薬で燻蒸します。
有機JAS認証の生豆はポストハーベスト燻蒸を行わないため、コンテナ内での虫食い・カビのリスクが高くなります。

また、真空パックや冷蔵輸送、空輸によって薬剤を使わずに病害虫やカビ、腐敗のリスクを下げている豆もありますが、パッキング前の工程でカビ豆が混入することもあります。


こうした残留薬剤やカビ菌、虫食い豆などはすべて雑味の原因となります。

防カビ剤・防腐剤などを除去するためには、生豆を焙煎する前に「お湯洗い」という工程をはさみます。
50℃のお湯でていねいに手洗いすることで、輸送・貯蔵時に燻蒸された薬剤を落とすだけでなく、カビの胞子や生産地でコーヒーの豆にしみ込んでいる現地の水も抜くことができます。 

山王珈琲焙煎所では、生豆のお湯洗い、水蒸気焙煎、一番出しドリップ®など、一般社団法人日本焙煎技術普及協会の「アームズメソッド」を採用しています。

一般社団法人日本焙煎技術普及協会ホームページ http://rms.or.jp/index.shtml

全国のアームズメンバー紹介 http://rms.or.jp/armscoffee.shtml

一般社団法人日本焙煎技術普及協会理事 竹林利朗氏が解説している珈琲生豆を洗う理由の動画