朝。
家族と…
友だちと…
仲間と…
休息のとき…
一人の時間…
皆様も同じでしょうか?
私の毎日にはコーヒーが欠かせません。
ある日、知り合いに「焙煎講習会を一緒に受けない?」と誘われ東京へ。
そうです。
そこで出逢ったコーヒーの味に魅了されたのでした。
雑味のないクリアな飲み口。
透きとおる甘さ。
そして、不思議なほど心が優しくなれること。
驚きでした。
「コーヒー豆が違うの…?」
「淹れ方…?」
「焙煎の違い…?」
「もしかして、多くの人が本当のコーヒーのおいしさを知らないのでは…」
「こんなコーヒーを自分でも淹れてみたい…」
それが、『山王珈琲焙煎所』への第一歩でした。
豆知識!本当のおいしさを味わってもらいたい。
江戸時代にオランダの商人から伝わったコーヒーは、当時一部の通訳や役人しか飲むことのできない貴重品だったそうです。
その後、1888年には日本初の喫茶店がオープン。
1960年にコーヒー豆の輸入が全面自由化になったのを皮切りに、缶コーヒーが開発されたり、喫茶店ブームが起きたりと徐々にコーヒー文化が広まっていきます。
今ではインスタントコーヒーや、コンビニで挽きたてのコーヒーが楽しめるなど、コーヒーは私たちの身近なものとなりました。
私が初めてコーヒーを飲んだのは小学生のとき。
たっぷりのクリープと砂糖をたくさん入れて、あま~くして飲むのが大好きでした。
20歳を超えるとブラックコーヒーを飲めるようになり、「大人になったな」と実感したものです。
当時の喫茶店文化も相まって、コーヒーは私の生活の一部のような存在でした。
私は平成元年に取手市に嫁ぎました。
そこは『椎名米菓』というお煎餅屋さんです。
2人の子どもを育てながら、家事に育児に仕事にと目まぐるしい毎日を送っていました。
そんなときのコーヒーは、時間がゆったり過ぎるのを感じられ、「ホッ」と一息つける癒しの時間でした。
お煎餅屋さんの本来の跡継ぎだった主人が別の仕事を始めてしまい、2代目店主の主人の父の手伝いをしていましたが、数年前からは、椎名米菓の中心として携わるようになりました。さらに充実した毎日を過ごしています。
家族全員お気に入りのパン屋さんのフランスパンと一緒に楽しむために、ルンルンでコーヒーを淹れた日。
悲しいことが起きて、前向きに気持ちを切り替えるため、いつもより丁寧にコーヒーを淹れた日。
「明日はお休みだよね?」と確認した大晦日。元旦にお店のシャッターを開ける義父の背中を見て、「やるっきゃない!」と気合いを入れるために、いつもより濃いめにコーヒーを淹れた日(笑)。
気持ちを切り替えるのを助けてくれる。
日々の出来事にチャレンジする勇気を与えてくれる。
自分を取り戻してくれる。
コーヒーは、私たちにホッとする時間を提供してくれます。
おいしくて、健康で、笑顔になれるコーヒーを届けたくて!
コーヒーの生豆は汚れているってご存知ですか?
私が焙煎技術を教えていただいた師匠によると、9割の人はコーヒー豆を洗わずに焙煎しているようです。
焙煎のときにコーヒー豆を洗うなんてイメージ、あまりないですよね?
でも、コーヒー豆の輸入の際に
・現地の水(飲食用ではない汚水)
・カビ、カビ毒
・農薬(ポストハーベスト)
・麻糸・ビニール片などのゴミ、土、埃など
が生豆に付着しているようです。
だから、洗わず焙煎すると、上記のものが一緒に焙煎されて体内に入ってしまう可能性があります。
すると、お腹を壊したり、のどがイガイガしたりなどの症状が起こります。
コーヒーが苦手で飲めない、という方の中には
コーヒー本来の味が苦手なのではなく、そういった原因が隠されていると言われています。
私は講習を受けて、
「本当においしいコーヒーの味を楽しんでもらいたい!」
「安全なコーヒーを提供したい!」
「心が癒され、自分を取り戻す時間を提供したい」という想いが強くなり、
アームズメソッド®焙煎のコーヒー豆を提供する山王珈琲焙煎所をオープンしました。
体験できる焙煎所を目指して
焙煎から珈琲の淹れ方まで、お客様と一緒に楽しみたい。
コーヒー好きの方の中には、豆の種類にこだわったり、自宅に本格的なコーヒーマシーンやミルを置いたり、丁寧にハンドドリップしたりして楽しむ方が多いと思います。
でも、「焙煎」まではなかなか自分でしたことがないのではないでしょうか。
焙煎時間や熱のかけ方の違いによって、浅煎り~深煎りといった焙煎の度合いが生じ、
コーヒーの風味も大きく変化します。
深煎りはカラメル化により引き出した甘さを感じ、浅煎りはフルーツ由来の酸を甘味に転化したフルーツ感を感じ、どちらのコーヒーも冷めてもギューッとこない、後味クリアな飲み口です。
山王珈琲焙煎所では、コーヒー豆の販売だけではなく、
焙煎からコーヒーの淹れ方まで実際に体験できる焙煎所です。
創業88年を超えた椎名米菓のお店に立ち続けて30年。
お客様の笑顔が自分の幸せになることを感じています。
だからこそ、お客様がもっと笑顔になれる、繋がれる、
「みんなの憩いの場」
そんなお店にしたいのです。
コーヒーの味に正解はないのかもしれません。
ひとりひとりの味覚が違います。
だからこそ、自分好みのお気に入りの1杯を追求してほしいのです。
山王珈琲焙煎所は、
人生最後の日まで『笑顔』と『健康』で生活する人を支援します。
『おいしさ』と『健康』と『笑顔』。
山王珈琲焙煎所です。